商売が上手く行かなくなった結果

親がやっていた仕事は自分で材料を買ってそれを売るものでした。 最初は商品が売れていたので、借金をしてお金を借りる必要性はなかったのです。

しかし、徐々に商品が売れなくなって材料が余って経営が悪化しました。 そういった状況になると以前の材料の代金を請求されても払えないのが普通です。 結果的には借金をしてその返済額が徐々に膨らむ悪循環でした。

お金を借りるために親はあらゆる手段を使っていたので心配になりました。 具体的にはカード類と知り合いを使って凄い借金をしていました。 ビジネスが上手くいかないので、とにかく生活を削ってお金を確保している状況でした。

私はその中で苦しい思いをして喧嘩を見るのが見苦しかったです。 しかし、幾ら身内同士で話し合いをしても借金が減ることはなかったのです。

返済ができない為、会社勤めをすることに

そういった状況が続いたので親は仕事を替えることを考えました。 実際には個人での経営を止めて会社で普通に働くことを選びました。

お金がないので第一に収入を得ることが重要だという話になりました。 それからは真面目に働いて金融会社などに借りていた金額を一気に返済しました。

その後に知り合いからの借金を返済して最悪の状況を脱出しました。 私はそういった状況が続いて嫌だったので問題が解決した時は気分が良かったです。

この時に感じたのが、やはり会社で真面目に働くのが最も効率的だということです。 会社なら一定の収入があって保険などのシステムも整っています。 親は個人のビジネスで失敗して借金返済で苦労をしたので、こういった経験は自分も活かせると思います。